プロジェクト

TOKYO GAME SHOW 2018 Cyber Agent Group Booth

2018.09.18

ブースの成功をただひたすらに追い求め、各社の役割を超えて前のめりに取り組んだ。

受注までのストーリー


ZEALのクリエーティブを高く評価して頂いたお客様から、今回のクライアント様をご紹介頂きました。 それが本案件の始まりです。
「とにかくぶっ飛んだブースデザインを!」この熱いクライアントのお題に対して、ZEALらしく期待を上回るプランを、
営業始め社内各部門がワンチームになり必死に考え抜きました。
東京ゲームショウは、サイバーエージェントグループ3社の合同出展ブースで、 1ブースの空間に各社の要望をバランス良く叶えていく必要がありました。
3社様ともご要望のハードルは高く、各ゲームタイトルの世界観を丁寧に理解し、そして空間に最大限表現できるようにする事が大きなポイントでした。
ただの”展示会屋さん”ではなく、高品質なクリエーティブを発信できる企業だと伝えたい。

クライアントを恋人だと思え

ご提出する1枚1枚の図面や各種書類などはもちろんのこと、 先方とのやりとりまで細かく気を配りました。
「クライアントを恋人だと思え」(注:弊社「情熱主義」No.11)という言葉通り、まさに女性を口説く時のスタンスです。
喜んでもらうためにできることは全てやりたい、お客様の驚いた顔を見たい という気持ちを持って取り組みました。
その想いが実って受注の連絡を頂いた時は、本当に本当に嬉しかったです。 有名企業様の販促活動に関わっていくことの責任感を改めて感じ、
そして私自身も更に成長できるよう、納品するブースだけを考えるのではなく、日頃のやりとりも含めて最高のサービスをご提供したい!と、意気込みました。

提案以上の実物をつくるために安全性とクオリティの両立

ご要望の通り、まさに「ぶっ飛んだブースプラン」をご提案させて頂いたことは、まさに私達にとっては大きな挑戦でした。
ブースの目玉のひとつにバンジートランポリンがあったのですが、
レギュレーション(注:造作の高さの制限など展示会ごとに決められた装飾ルール)と、その後のご要望に収まる最適なものを探す為に、それを所有する日本のほぼ全ての会社に問い合わせし検証を行いました。
最終的に沖縄県にある備品会社の製品の中に、我々が追い求めていた理想のバンジートランポリンがありました。
1つ1つがドラマでした。 展示会には不特定多数の来場者が訪れます。その全ての行動を想像し、安全性を確保するために事務局と度重なる協議を行いました。ブース内でも他ゲームタイトルとのバランスを考慮し、サイン計画や色合い、証明計画など全体のトーンの調整を図りました。
今回ZEALはブースの企画・デザイン設計・施工をお任せいただきました。 ステージに関わる運営や進行などブースで発生することの全てを自分ごととして捉えて取り組み、GOAL=イベントの成功を全員で目指して、立ちはだかるハードルの一つ一つの最適解を、関係各所とうまく連携しながら出していきました。
その結果、クライアント様、運営、進行、テクニカルを担当した企業様と、 最高のチームが出来上がったと思います。
その中にZEALが加われた事は誇りに思います。

この案件を担当して

何度裏どりを重ねても、リアルな仕事には色んな事が起きます。
ギリギリまで良いものを詰めていく中に苦労もありましたが、得られた喜びもひとしおでした。
ものつくりを進めていく中で、プロとしてご要望と、それが叶う製作工程管理は重要で、
「何処かで物事に線を引くのは大切なことである」と思っています。
最終的な目的を達成するためには、たまにはその線をまたぐ、
限界と思っていた事に挑戦することも、大切だと改めて学びました。
同じベクトルに向かっている人たちと協力していいものを作り上げるという姿勢をもつこと、
周囲の人たちみんなを同じモチベーションにもっていくこと、
そして良い体験を作るための環境作りをする事、 これを今後も意識するように心がけています。