プロジェクト

TOKYO GAME SHOW 2017 KONAMI Booth

2018.04.18

受注の決め手となったのは、
クライアントに対する強い想いと“愛”

受注までのストーリー

あるご縁をきっかけとして、その年の3月に内装案件を担当させていただきました。それがコナミ様との出会いでした。
無事にその納品を終えたのち、展示会などの販促活動も是非提案させてほしいというアプローチを開始しました。
テレビ局主催の屋外大型イベントで、美術造作のプロデュースを長年担当してきたZEALには、
BtoCイベントのノウハウが沢山蓄積しています。
私たちの信念は、かっこいいデザイン、ただ目立つ造作、といったブースの見た目よりも、
来場者の皆様にその空間でどのような体験、驚きを提供するか、
どのような想いを持ち帰ってもらうか、というExperience Designに重きをおいています。
そのZEALの強みを是非活かしたいという強い想いが通じ、東京ゲームショウのコンペにお声がけいただきました。

クライアントの要望をカタチに


ステージにesportsを取り入れたい、各ゲームタイトルごとの世界観を存分に表現したい、などの御要望に対し、営業担当、クリエーティブディレクター、デザイナー、映像ディレクター
総勢7名のチームでプランに取り掛かりました。
コンペ提案の準備は、まず展示される製品についての猛烈な勉強から始まります。実際にプレイしたり、ファンの意見を集めたりして製品知識を深めていき、最終的に、製品に対する強い気持ち=愛がたくさん詰まったプランが出来上がりました。

インパクトのあるプレゼンテーションで心を掴む


またZEALの強みは、豊富なノウハウ、表現力の他に、コストパフォーマンスの良さも挙げられます。
コンペの競合相手には広告代理店も名を連ねていた中、予算の全てをクライアントの為に使える直接取引の利点を活かし、
ブース造作やステージ演出のボリュームを最大限に引き出しました。その圧倒的なボリュームを臨場感たっぷりに伝える為、
ご提案の際はブースの外観、内観をより深くご理解いただくためウォークスルーのCGムービーを構成し、
実際にこのプランが出来上がったらどうなるか、来場者の目線になって1つずつ想像していただくことができました。

納品まで

ブースで展示するゲームタイトルは多岐に渡っており、各コーナーの造作と、ステージで行うプログラムとで、
それらの世界観をそれぞれ表現する必要があるため、図面や進行台本は膨大な数となりました。
全体の責任者としてプロジェクト管理を行なっていましたが、なかなか一筋縄でいかないこともあり、やりがいも苦労もありました。
やりたいことが多いということは、関わる協力会社の数も多いということ。
その各社と緻密な連携をとって段取りを組み、チーム一丸となって現場に臨みました。
出来上がったブースを見たクライアントからは、「今までは、実際に出来上がったブースが想像以下で残念に感じることがよくあったけど、
ZEALのブースは提案してもらっていたCGパースの通りで、クオリティが高いね!」と嬉しいお言葉を頂きました。
準備期間だけでなく、施工現場、ステージリハーサル、会期中、と苦労やハードルは少なくありませんでした。ただ、東京ゲームショウの中で圧倒的な存在感を放つKONAMIブースを「絶対に成功させるんだ」というチーム全員の熱い想いで、各自の任務を全うし、無事に会期を終えることができました。

提案以上の実物をつくるために

この案件をきっかけに良好な関係が続き、その後多くの案件をお任せいただいています。
翌年の東京ゲームショウも、ゲームタイトルへの理解とKONAMIブースへの愛が
他を圧倒したということで、見事連続受注を勝ち取りました。
クライアントとワンチームになり、これからも最高の空間を創り上げていきたいと思います。